前回のブログ(8月下旬に閉店するお店一覧)に引き続き、今回も、歌舞伎町におけるコロナ不況の様子を紹介します。
まずは下の写真をご覧下さい。
この通りは、歌舞伎町の目抜き通り『一番街』のそば、『海老通り』と平行して走る、長さ100メートルほどの道です。仮に『海老通り裏』と名付けましょうか。
この海老通り裏、こう言っちゃアレですが、従来より、歩いていて、妙に寒々しさを感じる道でした。飲み屋やカラオケ屋や焼肉屋など、お店自体はたくさん並んでいるんですが、通りのちょうど中間あたりに、1棟丸ごと空きテナントになってる大きなビル(2年前まではパチンコ屋)があり、そこから受ける印象だったんだろうと思います。
今回のブログは、そんな海老通り裏についてです。
現在、この道、印象でも何でもなく、リアルに寒々しいです。休業中の店だらけで、シャッター通りという表現を使いたくなるほどの有様です。通りを眺めたときに感じる「…これはヤバい」感は、歌舞伎町随一です。
じゃあ、こんなふうに歌舞伎町の他のエリアよりもエグい状況に陥っているのはなぜなのか? それはやはり、この海老通り裏の、そもそもの寒々しい雰囲気が影響しているように思います。
いつかある客引きのニーさんが言っていた話を思い出します。
「いったんお店が閉まっちゃうと、その周辺がやっぱ寂しい雰囲気になっちゃって、人が来なくなって、そして他の店も閉めて、てゆうふうに悪い方向に転がりだす。なもんでウチらは頑張って、何とかしてお客をお店に回し、お店に営業を続けてもらわないと」
通りの真ん中に大きな空きビルがある海老通り裏は、ある意味、爆弾を抱えたような状態でコロナ禍に突入したようなモノなのかもしれません。
8月19日の夜、そんな海老通り裏に足を運びました。「閉店したお店」「休業中のお店」「テナント募集の張り紙」など、不況を感じる景色(以下の地図①〜⑭)を写真におさめてきました。
下に写真をずらーっと並べます。ずんずんスクロールしていって下さい。未曾有の経済危機に陥った歌舞伎町のリアルな一面を、確認していただければと。
A地点
矢印から見た景色
1.「コロッケクラブ」休業
2.「SAKURA EXCHANGE」休業?
3.「松屋 新宿歌舞伎町店」閉店
4.「HUB新宿歌舞伎町店」休業
5.「カラオケ747新宿一番街店」休業
6.「USHIHACHI新宿歌舞伎町店」休業
B地点
矢印から見た景色
7.「一軒め酒場 歌舞伎町店」閉店
8.「三巴湯火鍋 新宿歌舞伎町店」休業
9.「焼肉 肉緑 新宿東口歌舞伎町店」休業
10.「MEAT FACTORY」休業
C地点
矢印から見た景色
12.「MILION」休業?/区役所通りの風俗店と合同営業
13.「ピア新宿ビル」テナント募集
14.「KKビル」テナント募集