東京では本日6月1日より、休業要請緩和の段階がステップ2になり、世間の経済活動が本格的に再開しました。しかし言うまでなく、すぐに景気が回復するわけではない。お店の方々は集客に頭を抱え、そしてやはり意識が向くのは、同業者の動きなんじゃないでしょうか。何っ、よそのお店が値下げキャンペーンを始めたって、じゃあ、うちも対抗しなくちゃ、みたいな。
今、歌舞伎町のネットカフェ界隈において、そんな対抗心のむき出しあいが起こっています。
ちょっとお話させて下さい。
話は、コロナ前にさかのぼります。
時系列を追っていきましょう。
2019年の年末、『カスタマカフェ歌舞伎町店』が、「無料・カレー&炊き込みご飯 食べ放題」というサービスを始めました(詳細はこのページ)。店内の一画に、カレーの鍋と炊き込みご飯の電子ジャーを置き、どうぞご自由に食べて下さい、とまぁそういうやつです。
ちょうど、「無料・フライドポテト 食べ放題」が話題になっていた業界最大手のネットカフェ『快活クラブ』が、歌舞伎町に新店オープンした直後の時期でした(※しかし、蓋を開けてみると、歌舞伎町店の快活クラブは、なぜか食べ放題を始めず)。
だから、カスタマのこの動きは快活への対抗だろう、私はそんなふうに思いました。
そこから4ヵ月、コロナ騒ぎが起こります。歌舞伎町のネットカフェ各社は次から次へと臨時休業へ入っていきます。それこそカスタマも快活も。
そんな中、際立った動きを見せたのが、自粛をぜす営業を続けた『マンボー歌舞伎町店』でした。
マンボーが何をやったのか?
このブログで何度となく紹介させてもらった通りです。
そう、「無料・カレー&牛丼 食べ放題」です。
もちろん、カスタマは面白くないだろうと、私は思いました。だって、明らかマネされたわけですから、しかも自分が自粛してる間に。
休業明けには何かしら対抗策を打ってくるのはず? どこかワクワクしつつ、次の展開を待っていました。
すると、5月21日、カスタマに動きがありました。
カレー&炊き込みご飯に加え、新メニューを打ち出してきたのです。
ずばり、「無料・すき焼き丼」です。
マンボーに対する、完全な戦線布告でしょう。
そっちが牛丼なら、うちはすき焼き丼だ!
同じ牛肉のドンブリものでカブせてきましたが、しかし全く一緒にしなかったあたりは、カスタマのプライドでしょうか。とにかく、売られたケンカは買いますよ、そんな意気込みを感じました。
いいじゃないですか、カスタマ!
もちろん食べに行きました。
次のページに写真を並べます。