最近の新宿のネットカフェ界隈は、『マンボーグループ』と『カスタマグループ』の動きが突出していました。両グループが、大胆な“フードメニュー食べ放題サービス”を競うように打ち出し、カブキのネカフェシーンを席巻せんという勢いだったんです。その流れについては、このブログでずーっと追っかけている通りです(直近の動向はコチラ)。
私はその状況を眺めながら、思っていました。マンボーとカスタマの攻勢を、歌舞伎町の他のネットカフェはどう見ているんだろう? 対抗できるんだろうか? 大丈夫かな? と。
しかし、そんな心配は杞憂でした。
この7月ついに、他のネットカフェが反撃の狼煙を上げました。
『快活CLUB新宿歌舞伎町店』
『アプレシオ新宿ハイジア店』
『ゲラゲラ 新宿コマ劇場前店』
上記の3店舗が、我々お客がお得を感じやすい“ロングコース”の料金を、大幅に値下げしたのです。
どれくらい下げたのか?
さしあたりここでは、町に暮らす遊び人の女性なんかがネットカフェ選びのポイントの一つにする『24時間コース』(通称ニーヨン)の料金を引き合いに出し、紹介しましょう。
各店の24時間コース料金を、カスタマグループとマンボーグループのそれも含めてランキングにすると、以下の通りです。(7月15日時点)
7位
マンボー歌舞伎町店
約2,777円※
6位
グランカスタマ歌舞伎町店
2,540円(男性)
2,490円(女性)
5位
ネットルームマンボー歌舞伎町店
約2,407円※
4位
カスタマカフェ歌舞伎町店
2,345円
3位
アプレシオ新宿ハイジア店
2,300円
2位
快活CLUB新宿歌舞伎町店
2,273円
1位
ゲラゲラ 新宿コマ劇場前店
2,000円
(すべて税抜き価格。※店舗が提示している税込み価格より計算)
どうでしょうかこのランキング、どちらかというと劣勢だった印象のゲラゲラ、快活、アプレシオが、反撃の狼煙を上げたと捉えていいんじゃないでしょうか。
ネットカフェにおいて、“フードメニュー”は、付属サービスの一つに過ぎません。しかし、“料金”は違います。商売の柱です。3店舗はその根幹の土俵に上がり、つまり真っ向勝負に打って出たわけです。
3店舗の気分は、おそらくこういうことなんじゃないでしょうか。
――マンボーさん、カスタマさん、歌舞伎町のネットカフェは、あんたらだけじゃないんですよ、カレーだスキ焼き丼だと、調子に乗ってんじゃねーよ! ――
歌舞伎町ネットカフェ、“値下げ戦争”勃発です。