この記事は、すでに情報が古いです。
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歌舞伎町のネットカフェ『アプレシオ 新宿ハイジア店』が5月7日、営業を再開しました。アプレシオの気分としては、「申し訳ないけど、緊急事態宣言の延長には付き合えないね」って感じなんじゃないでしょうか。
現在の歌舞伎町のネカフェ自粛状況は、以下です。
【休業中】
④グランサイバーカフェバグース新宿店
⑤Booth Net Cafe & Capsule
⑦まんが喫茶ゲラゲラ新宿コマ劇場前店
【営業中】
①アプレシオ 新宿ハイジア店(5/7営業再開)
②グランカスタマ 歌舞伎町店
③カスタマカフェ 歌舞伎町店
⑥快活CLUB 新宿歌舞伎町店
⑧マンボー歌舞伎町店
⑨マンボー新宿靖国通り店
⑩ネットルームマンボー歌舞伎町店
⑪メディアカフェポパイ新宿店
⑫CYBER@CAFE 新宿歌舞伎町店
さて、周知の通り、今なお東京都からはネカフェに対し、“休業要請”が出されています。しかし、歌舞伎町においては、すでにもう、大半のネカフェが営業しているという状況です。
他の地域はどうなんでしょう? なるほど、5月2日の『日刊スポーツ』なんかを読んでみると、歌舞伎町以外のエリアも、営業しているネカフェだらけなんじゃないかな、と想像します。
そこで、わたしが思いを巡らすのが、『ネカフェ難民』の話です。
4月上旬、東京都から“休業要請”のお達しが出され、ネカフェ暮らしの方が行き場を失うという問題が浮上した際。都が打ち出したのが、「ビジホを2000室借り上げたんで、“ネカフェ難民”の皆さん、無料で使って下さい」という支援でした。
以降、ネットニュースなんかに目を向けると、この支援については、いろんな方が、いろんな意見を述べています。このブログでも関連記事(「歌舞伎町のネカフェ難民の“頼みの綱”は?」)を書きました。
5月2日の『週刊女性PRIME』に、こんな記事がありました。
<東京都「ネットカフェ難民」のホテルの提供を出し惜しみ、消えた3349人の行方>
記事の中には、生活困窮者を支援する団体の代表者の、次のような言葉が掲載されていました。
「『東京チャレンジネット』を通じてビジネスホテルに入居できた人の割合を調べたところ、日を追うごとに支援につながる人の割合が下がっていることがわかったんです。おそらく電話やメール相談の段階で断られている人も多いと推測されます」
何でも、『東京チャレンジネット』とは、東京都が行う生活・居住、就労を支援するサポート事業のことらしいのですが、ネットカフェ難民がその窓口へ出かけ、「ビジホに泊まりたいんだけど」と相談しても、受け付けてくれないというケースが、日を追うごとに増えているそうなんですね。
わたしはこの記事を読み、勝手な想像をしました。
もしかしたら東京都は、
<世間のネカフェが、こんだけウチらの休業要請に従わず営業を再開しまくってんだから、難民のみなさん、おたくら役所になんか頼って来ず、営業中のネカフェに行けばいいじゃんよ>
そんなふうに考えているんじゃないのか、と。
てなわけで、“歌舞伎町のネカフェ自粛状況”については、引き続き観察を続けたいと思います。