ライター仙頭の繁華街ウォッチング

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ハイジア嬢の避妊に対する意識の甘さを考えてみた

投稿日:2021年2月18日 更新日:

※本記事は、2021年2月17日夜、仙頭が「クラブハウス」でしゃべった内容を書き起こしたものです。内容は、後半を全てカットし、表現をいろいろ修正しています。

 2021年2月17日、24時55分、『仙頭正教のミッドナイトチャンネル』です。よろしくお願いします。

 前回のトークが、2月9日なんで、ざっと1週間、間が空いたということになるでしょうか。

 本日のテーマは「ハイジア嬢の"NS"を考える」です。

 "NS"ってのは、"ノースキン"、つまりコンドームを装着しないプレイってことです。

 今回は、そのリスクに焦点を当てて考えてみようかと。てか、"NS"は"NS"でも、"中"で射精の"NS"、ざっくばらんに言えば"生ナカ"についてしゃべってみようと思います。

 えーとですね、ハイジアの女の子、"生ナカ"をやる子、珍しくないっすよね。

 とは言えもちろん、女の子たち自身もその危険性を認識しています。だから"生ナカ"嬢の大半は、一般的なソープ嬢なんかと同様、ピルを用い、避妊対策をしています。

 例えば、新宿だと『新宿クリニック』だとか、吉原だと『新吉原クリニック』だとか、そういう性病でお馴染みのクリニックなんかでピルを購入し、子供ができないように気をつけています。

 が、先程、"大半"という表現を使った通り、"生ナカ"ハイジア嬢でピルを使っているのは、全員ではなく、"大半"です。

 一部、ピルを飲まずに"生ナカ"を行うコたちもいます。

 ピルを飲まずにってのは、どういうことか?

 その一部のコたちは、自分で生理の周期をはかり、このへんの時期なら大丈夫だろうって勘で、ゴム無しで仕事をしているのです。

 それもたまーにとかではなく、頻繁に、そして長期に渡り、そんなふうに勘に頼ったカタチで仕事をするコが少なからずいます。

 彼女たちのことを、仮に”ピル飲まない嬢"と呼びましょうか。

 ヤバそうですよね? 彼女らは、いったいどういう危機意識を持ってるんでしょうか? この危機意識の低さについては、わたしが前回のクラブハウスで語った内容ともかぶるんですが。

 とにかく、勘で避妊を行うのはやっぱり危険だと思います。

 というのも、実際、そんな”ピル飲まない嬢"の妊娠してしまった話は、ちらほら聞こえてくるからです。

 特筆すべきエピソードとしては、こんな話があります。

 ある一人のハイジア嬢は、子供がなんと6人いて(子供の父親はバラバラ)、しかし自分で育てることができないため、子供たちを「施設」に入れ、そして本人は今も、生ナカでの売春をしています。

 また、詳細はわかりませんが、その6人の子供たちの中には、売春"生ナカ"の避妊失敗による、客の子供もいると聞きます。

 …んー、どう言ったらいいのやら。

 話が話だけに、軽々しいことは言えませんが、やはりその子どもたちの生まれ方については、かわいそうだなと私は思ってしまいます。そしてもちろん、その子たちが、生まれ方なんかに関係なく、たくましく生きていってほしいと願います。

 あと、その彼女だけでなく、ハイジアの”ピル飲まない嬢"についてはですね、役場の福祉課とか、行政がですね、もうちょっと積極的に、避妊におせっかいを焼いてもいいじゃないか、そんなふうにも思います。

 というわけで、何だかカタイ話になってしまいましたが、今回はこのへんで。本日もありがとうございました。


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