ライター仙頭の繁華街ウォッチング

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あの有名家出オンナさん、スリを働く

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あのコは、大丈夫なんでしょうか? もうギリギリなんじゃないでしょうか? あの有名家出オンナさんのことです。

名前は『◯◯◯』。実家は東京ではなく、某県にある海沿いの町で、こっちに出てきた理由については、親と上手くいかなくなったからと聞きます。

そして周知の通り、都内の繁華街に出没し、露出狂みたいな格好で踊ったり、“配信”の人々と絡んだり、よくわからないことをのたまって通行人を笑わせたり逆に笑われたり、とにかく奇行を繰り返しています

ただ、実際にあのコとしゃべってみると、別に狂人という感じはしません。頭はしっかりしており、意外と空気も読む。おそらくや、彼女自身、世間のオモチャになっていることくらい、わかっていると思います。

実際、あのコはこんなことを言ってました。

わたし、人をビックリさせるのが好きなんですよー

バカなことをやっているという自覚はあるんです。

じゃあ、なぜビックリさせたいのか?

「おねーさんは、ネットに写真や動画を上げられたりすることって、イヤじゃないの?」

ぜんぜんイヤじゃない。出してほしい。モザイクとか、かけなくていいんで」

つまり、注目されたいってことなんでしょう。彼女の気持ちはこういうことなんじゃないかと、私は想像します。

(なんか人気者になっちゃって、みんなが声をかけてくれるようになっちゃったよ。寂しくなくなったなぁ。ちょっとバカにされてるのはわかってるけど、それでもうれしい。注目されるのって楽しいなぁ。…でも最近、飽きられてきた気もする。もっとヘンなことをやらないと。もっと過激なことをやっちゃおっかな

結果、奇行のエスカレートというやばいスパイラルにハマりこんでしまったんでしょう。言わずもがな、それはチキンレースなわけで…。

先日、あのコはついにアクセルを踏み込み過ぎてしまいました。ビックリさせたかったのか、もしかしたら単純に金が欲しかったのかもしれませんが、声をかけてきた男性の背後に回り、男性のズボンのポケットから財布を抜いてしまったんです。

スリです。ド犯罪です。クソバカとしか言いようがありません。

財布を抜かれたことに瞬時に気づいた男性は、当たり前に激怒。そばにいた男性の仲間も集まってきます。彼女は5、6人に囲まれ、そしてある場所に連れて行かれます。具体的には書きませんが、そこで地獄を見せられました

もちろん自業自得です。

人はみな、寂しいものです。誰かとつながりたい。しゃべりたい、自分のことを認められたい。とりわけ家出中の人間のような寂しさを抱える者にとって、その欲求は強いと思います。

スリ未遂の一件以降も、彼女は繁華街で奇行を繰り返しています。

“注目”という薬物に、そして繁華街の“魔物”に、飲み込まれてしまわないことを切に願う。

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