このブログでは、フードメニューの食べ放題を打ち出す新宿のネットカフェ各社の集客合戦を追ってきました。『食べ放題戦争』なんて名付け、その動向を逐一リポートしてきました。
戦いの基本構図は、
『マンボーグループ vs カスタマグループ』
です。
が、その報告も、今回でいったんオシマイです。
というのも、戦いに一つの“決着”がついたのです。
結論から申し上げると、マンボーグループの“撤退”です。
マンボーグループは、新宿エリアにおいて、以下の2店舗で食べ放題サービスを行っていたのですが、突然、歌舞伎町店でのサービスをやめたのです。
●歌舞伎町「マンボー歌舞伎町店」
メニュー:日替わり弁当
●新宿2丁目「マンボーネットルーム新宿総本店」
メニュー:カレー、牛丼
7月初旬以降、“決着”に至るまでのマンボーグループの動きをお話しましょう。
7月8日の動き
7月8日、マンボーグループは、新宿2丁目の店に関し、新メニューの発表をしました。
「遂に新メニュー登場! 炊き込みごはん!」
このとき私はこう理解しました。
――新宿2丁目の店のメニュー(カレーと牛丼)に、炊き込みごはんが追加されるのか――と。
だから7月8日、ブログにその旨を書きました。
しかし、ブログを書いた後、よくよく確認してみると、メニューは、“追加”ではなく、牛丼から炊き込みごはんへの“変更”でした。ようするに、こういうことです。
カレーと牛丼
↓
カレーと炊き込みごはん
私は何だかなぁと思いました。メニューがレベルダウンした印象を受けたからです。…もしかしたら、マンボーが経営戦略を変えたのかも? なんてことを漠然と考えました。
7月20日の動き
そこから12日後の7月20日、歌舞伎町店のサービス終了が発表されました。7日8日の時点でちょっと異変を感じてはいたものの、この急展開にはビックリです。
ではこの展開、どう考えればいいんでしょう。
マンボーグループは、新宿2丁目の店などでまだ食べ放題を続けてはいます。食べ放題からの完全“撤退”ではありません。いったんサービスを縮小し、食べ放題の戦略を立て直しているのかもしれません。
が、このブログは「歌舞伎町ウォッチング」を謳っているだけに、歌舞伎町での食べ放題が終了したとなると、一つの結論を言わざるをえない。
つまり、
カスタマグループの勝利!
です。
んんー、正直、私はマンボーグループを応援していました。だからこの結末はちょっと悔しいですね。
いやでも、マンボーグループは頭を切り替え、すでに次の集客戦略を練っていることだと思います。そしてすぐにまた新たな戦争を起こすはず。その展開に大いに期待しましょう!
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補足:「食べ放題戦争」の発端、経過、その全流れは、こちらのページにまとめています。