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歌舞伎町観察ツアー

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【01/26ツアー参加者】10年無職さん、元自衛官さん、ツアー演劇君、ヨルダン拘束君、ショップ袋ちゃん、長い読者さん

投稿日:2019年1月27日 更新日:

1/26(土)、歌舞伎町ツアーを行いました。この真冬に3時間も4時間も屋外にいるのは、やはりなかなかですね。終了後、参加者のみなさんを誘い、『中華食堂一番館』に入ったときのホッとしたことと言ったらもう。暖房ってサイコーみたいな。

さて、今回も例のごとく、みなさんの酒席での談話を紹介させてもらいます。お二人の方につきましては、帰りの電車の都合で酒席をご一緒できたかったので、ツアー中の様子を書かせて頂きます。

●10年無職さん(男性・40代)

現在、無職で生活保護を受給しており、その歴ももう10年くらいになります。それ以前の、20代の頃なんかは、蒲田のマンガ喫茶で寝泊りをしながら、横浜のほうで風俗店のスタッフをやったり、日雇いの仕事をやったりしていました。が、何やかんやでその生活が回らなくなり、NPO法人に相談し、生活保護に入り、現在に至るという流れです。同法の、無職さんにお伝えします。このツアーは、無職でも参加できますよ!(笑)

●元自衛官さん(男性・30代)

今は職業訓練校にいるんですけど、昔は自衛隊をやっていました。陸自の普通科でした。だからというか、国際政治系の裏話なんかが好きでして。元自衛官の国際ジャーナリストの知り合いや、元自衛官の外人部隊の傭兵の知り合いなんかに、例えばシリアの内戦の話とかを聞いて、なるほどーと思っております。

●ツアー演劇君(男性・20代)

演劇をやっている大学院生です。ビーバップみのるというAV監督の『劇場版501』っていう作品が大好きで、その関連で仙頭さんのツィッターに辿り着き、今回ツアーに参加しました。で、感想はというと「すごくいい“ツアー演劇”を見た」って感じですね。ツアー演劇というのは、土地のリサーチをしてフィールドワークをして、その土地の信仰とか神話を伝えるという、演劇の表現で、それは地域信仰や地域の語り部にも繋がってくるんですが、仙頭さんのやられていることは、まさにその『ツアー演劇』だと思うんです。フィクションじゃない、リアルを扱っている、本物を扱っているという表現、仙頭さんの説明の仕方、ようするに演技、パフォーマンス、素晴らしかったです。

●ヨルダン拘束君(男性・20代)

昨年秋から今月の半ばくらいまで、3ヵ月ほど、ウクライナで“外こもり”をしていました。もともと持っている発達生涯によってウツが出てきて、ちょっと海外で休憩しようかなぁというのが、その経緯です。大学時代から好きで海外へはよく行ってるんですね。思い出深いエピソードですか? んー、ジャーナリストの後藤健二さんがISに殺された2ヵ月後くらいに、ヨルダンから乗り合いバスに乗ってシリアの国境へ行ったんです。ヨルダン側から、ISが生まれた町・シリアのダルアーを見るためでした。が、その道中、自動小銃を持った男たちに捉えられ、手錠をかけられ、30時間ほど拘束されました。やバカったです。

●ショップ袋ちゃん(女性・20代)

【酒席には参加せず】

ツアー中盤、手に提げていたショップの袋から、買ってきたばかりと思しき洋服を取り出し、「…寒いっ」と言いながら着ていました。風邪など引かれなかったでしょうか?

●長い読者さん(男性・40代)

【酒席には参加せず】

ツアー中盤、仙頭に声をかけてきて「22、3年前から裏モノJAPANを見てますよ」とのこと。ありがとうございます!

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